日本的精神の可能性―この国は沈んだままでは終わらない! |呉 善花
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日本的精神の可能性―この国は沈んだままでは終わらない!
呉 善花
PHP研究所 刊
発売日 2002-12
価格:¥620(税込)
日本人の精神力と呼んでいいだろう 2005-02-03
韓国人である著者は、アメリカ留学の足がかりにしようと日本に来たものの日本的精神の素晴らしさに傾斜し、そのまま日本に居着いてしまった。
日本的精神といっても難しいものではない。例えば、中国や韓国には相手を罵倒する言葉がたくさんあるが日本にほとんどないのは、「汚い言葉をはくのはそれだけ自分が汚い証明である」という自浄心理があるからだという。
日本には外来の文化を受容してさらに発展させる力があるのだと主張する著者は、韓国では歪んだ茶器などは捨てられていたのを、日本人がその造形美に気づき「茶道」という道にまで築き上げると、それは韓国の文化が由来だったと主張し始める祖国のお粗末さまで暴露する。本書を読むと、韓国には日本が失ったものがあるという今日の韓国ブームは実は全く見当違いである事がわかる。日本にこそ韓国が失っているもの、もともと存在すらしないものが沢山あるのだ。
著者は日本の精神の中に、欧米とも対照的でアジアのものとしても異質な素晴らしさを見いだしている。その原因の解釈に関しては今後の検証を待たねばならないが、本書は日本人自身が気付いていない日本の長所を再認識させてくれる。
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この記事は2006/7/29に作成しました。
